葉酸欠乏の胎児への影響と対策

葉酸ってなんですか

葉酸はビタミンB群の一種

葉酸はビタミンB群の一種で水溶性ビタミンです。
ビタミンB群はビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、
ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンで構成された8種類の総称です。
ビタミンB群はなぜ「群」と呼ばれるのでしょうか?
これはビタミンB群が発見された当初は1つのビタミンだと考えられていた
ためで、それぞれの役割がわかってきてからビタミンB群として総称されています。

ビタミンB群はエネルギーの代謝を助ける

ビタミンB群は糖質、脂質、タンパク質からエネルギー産生するために
必要な補酵素でエネルギーの代謝を助けます。ビタミンB群はお互いの作用で
補いあって作用するためバランスよく摂取する必要があります。

ビタミンB群が不足するとどうなるの?

ビタミンB群はエネルギー代謝の過程でお互い補いあって
作用しているため、ビタミンB群が不足すると様々な症状が現れます。
疲れやすい、集中力が続かない、イライラしやすい、肌荒れ
口内炎ができやすいなど多くの症状が出ます。

なんで葉酸を摂取する必要があるの?

葉酸は「造血ビタミン」と呼ばれていて血液に必要な赤血球
ヘモグロビンをつくるのに必要です。またDNAやタンパク質の合成にも
欠かせません。細胞分裂を活性化し発育を促します。

葉酸が不足するとどうなるの?

葉酸欠乏性貧血

葉酸が不足すると赤血球中の核酸が作られず未成熟で大量のヘモグロビンを
含んだ巨大な赤血球になり正常な赤血球になる前に壊れてしまいます。
壊れた赤血球は十分に酸素を運ぶことができなくなり
動悸、息切れ、倦怠感、疲労感などの貧血の症状が表れます。
葉酸欠乏貧血は「巨赤芽球性貧血」とも呼ばれています。

認知症

葉酸の不足は認知症リスクを高めるといわれています。認知症はよく知られている
アルツハイマー型認知症だけでなく様々な認知症がありますがすべてに
ホモシステイン値の上昇が関係しているとされています。ホモシステインは肝臓での
メチオニン代謝の中でつくられますが葉酸やビタミンB6、ビタミンB12がホモシステインを
システインに変化させ皮膚の形成などに利用されます。
特に葉酸が不足するとホモシステインがシステインに変化せずホモシステインが溜まって
しまいます。ホモシステインは認知症だけでなくLDLコレステロールと結びつき活性酸素
により酸化されてつくられた酸化LDLはマクロファージのえさになり血管に沈着し
動脈硬化の原因にもなります。

粘膜の異常

葉酸は核酸を合成する働きがあります。核酸にはDNAやRNAという遺伝子の情報を
伝える物質が含まれており核酸が正常につくられないと遺伝子のミスコピーが発生し異常な細胞が
つくられます。この異常な細胞が最も表れやすいのが粘膜で、口や胃、腸などに口内炎や
胃潰瘍などの症状が出やすくなります。葉酸が不足すると正常な核酸がつくられにくくなり
細胞分裂で問題が発生しその結果粘膜に症状が表れます。

妊娠中に葉酸が足りないと胎児にどんな影響があるの?

神経管閉鎖障害

神経管閉鎖障害は胎児の先天性異常の一つです。
神経管は受精後に胎児が細胞分裂を繰り返す中で板のようなものの両端がくっついて(閉鎖)
チューブ状になり脳や脊椎などで構成される中枢神経系の元になる器官で
神経管の形成に問題が生じると脳や脊椎に障害が発生します。
神経管閉鎖障害は妊娠6週ごろ(受精後4週ごろ)に神経管が完成しますが
神経管が上手く閉じることができないと神経管閉鎖障害が発生します。
胎児の頭の方の神経管は脳になり、お尻の方は脊椎になりますが頭の方が
上手く閉じないと無脳症や脳瘤が発生し、お尻の方に障害が生まれると
二分脊椎が発生します。

無脳症

無脳症は妊娠4~5週にまでにかけて起こる神経管閉鎖障害の一つで
胎児の大脳が無いか極めて小さい状態で脳が発達しなくなってしまう障害です。
生命維持に必要な脳の部分が存在しないため多くは死産になり、無事に産まれた
としても長くは生きられません。
死産の確率は75%で25%は産まれますが1週間以内に死亡します。
産まれてから1年以上生きることは極めて稀で日本ではそのような例はありません。

二分脊椎症

二分脊椎症は本来は脊椎の中にある脊髄が脊椎の外に出てしまう脊髄髄膜瘤や
脊髄披裂などの症状が出てしまいます。基本的に仙椎、腰椎に発生しますが
胸椎、頚椎にも発生することがあり、発生した箇所の下の運動機能や知覚神経を
麻痺させます。
二分脊椎症には顕在性と潜在性があり、顕在性二分脊椎症は脊椎から飛び出た
脊髄が皮膚に覆われていないため露出した状態にあります。
出産後にすぐ開いている背中を閉じる必要性があり手術が施されます。
潜在性二分脊椎症は幼児期のうちにはあまり症状がみられず成長していきますが
成長期になると正常に形成されなかった神経が体の成長にしたがって引き延ばされて
症状が表れ排便障害や下肢運動障害、痛みなどの感覚障害が
発生します。

日本では発症率が下がっていない

神経管閉鎖障害の発症率は10000人に6人とされており
日本では下がるどころか近年上昇傾向にあります。
しかしアメリカやイギリスなどの欧米諸国では神経管閉鎖障害の
発症率は1980年から大幅に下がり10年程度で10分の1ほどに低下しました。
日本の発症率はアメリカと比べると実に7~8倍高い発症率です。
しかし日本でも近年葉酸の摂取の啓蒙活動が盛んに行われるようになってきており
今後、神経管閉鎖障害の発症率の低下が期待されます。

妊娠中はいつからいつまで葉酸を摂取必要があるの?

葉酸の摂取は妊娠前から

神経管は妊娠6週ごろ(受精後4週ごろ)に完成します。妊娠6週ごろと
いうと妊娠検査薬が反応するのが妊娠5週ごろになるので妊娠が判明した時には
すでに神経管はかなりできてしまっています。ですので妊娠前から葉酸を
摂取する必要があり日本先天異常学会では妊娠前4週から妊娠12週の16週間
葉酸を摂取することを推奨しています。

妊娠は予測できない

妊娠の4週間前から葉酸を摂取することが望まれていますが
いつ妊娠するかを予測することはできません。
「子供が欲しい」と思い避妊せずに妊活するようになったら
葉酸を摂取するようにするのが望ましいです。

家族に神経管閉鎖障害がいる人は要注意

家族に神経管閉鎖障害ある人がいる場合、または以前神経管閉鎖障害をもつ
赤ちゃんを妊娠したことがある方はハイリスク群であり、通常の3~5倍高い
神経管閉鎖障害をもつ子供を妊娠しやすいです。ハイリスク群の女性でも
4mg/日の葉酸を摂取すれば神経管閉鎖障害の発生を72%低下させることが
できたという研究結果もあります。ハイリスク群に当てはまる方は
医師に相談し医師の指示に従い葉酸を摂取してください。

葉酸の摂取は神経管閉鎖障害の予防だけではない

神経管閉鎖障害の予防のためなら妊娠16週まで摂取すればリスクを下げる効果があると
されていますが、葉酸の摂取は神経管閉鎖障害の予防以外にも効果があります。
早産、胎児発育不全、常位胎盤早期剝離、妊娠高血圧症候群などの症状などにも
効果がある可能性が指摘されているので16週以降も引き続き葉酸を摂取することを
おすすめします。

葉酸は1日にどれくらい摂取すればいいの?

妊娠していない成人女性

妊娠していない成人女性の摂取量は1日当たり240μg<(0.24㎎)の量を摂取することが 推奨されています。妊娠していなくても葉酸はタンパク質や核酸の合成を サポートする補酵素としての機能や細胞分裂を促進したりなど肌や粘膜を 健康的に保つほか動脈硬化の原因になるホモシステインをシステインに 変化させるなど健康を維持するために葉酸は必要な栄養素です。

妊娠していないが妊娠を望んでいる成人女性

妊娠を望んでいる女性1日当たり640μg<(0.64㎎)と妊娠中より多い量を摂取する ように推奨されています。神経管閉鎖障害は妊娠初期までに形成される 神経管におこる障害ですので妊娠が発覚する前から十分に葉酸を 摂取しておく必要があります。

妊娠中の成人女性

妊娠中は1日当たり480μg<(0.48㎎)の葉酸を摂取することが推奨されています。 妊娠中は自分だけでなく赤ちゃんの分の栄養も必要です。血液も大量に必要ですので 造血作用のある葉酸は欠かせません。また胎児を成長させるためにも細胞分裂を促す 葉酸は大切です。葉酸の不足は赤ちゃんの低体重につながったり早産になる可能性が 指摘されています。

出産後の女性

出産後に必要な葉酸の量は340μg<(0.34㎎)です。 妊娠前や妊娠中の葉酸の必要性についてはよく聞きますが出産後に 葉酸はどのような効果があるのでしょうか。 タンパク質の合成をサポートする葉酸は産後の抜け毛を防ぐと考えられています。 また細胞分裂を促進することから出産でダメージを受けた子宮の回復を助けたり 母乳を通して赤ちゃんの成長を促す効果があります。

産後の葉酸の必要性

葉酸を摂取するにはどうすればいい?

葉酸を多く含む食品

モロヘイヤ

モロヘイヤには100g中250μgの葉酸が含まれています。
カルシウムやビタミンC、鉄分なども豊富で妊娠中に必要な栄養素を
多く含んでいます。

枝豆

枝豆100g中260μgの葉酸が含まれています。
枝豆はさやに包まれているため茹でることによる葉酸のロスが
少ないです。しかし妊娠中に摂取上限が決まっている大豆イソフラボンも
多く含まれているため食べ過ぎに気をつけてください。

ほうれん草

ほうれん草には100g中110μgの葉酸が含まれています。
葉酸も豊富ですが鉄分やカルシウムも豊富です

ブロッコリー

ブロッコリーには100gあたり120μgの葉酸が含まれています。
ビタミンC、鉄分、カルシウム、亜鉛も多く含まれていて
特に亜鉛は細胞分裂に必要不可欠なため胎児の成長に使われてしまって
自分の体に必要な亜鉛が不足しがちです。

かぼちゃ

かぼちゃには100gあたり75μgの葉酸が含まれています。

納豆

納豆には100g中120μgの葉酸が含まれています。
葉酸をはじめビタミンB群が豊富に含まれており、カドミウムや水銀など有害な
物質と結びついて体を守るセレンもふくまれています。

イチゴ

イチゴには100g中90μgの葉酸が含まれています。
ビタミンcやカリウム、ペクチンが豊富に含まれています

アボカド

アボカド100g中84μgの葉酸が含まれています。
血流をよくするビタミンEやカリウム、鉄分が豊富に含まれています。

芽キャベツ

芽キャベツには100g中240μgの葉酸が含まれています。

水菜

水菜には100g中140μgの葉酸が含まれています。
水菜にはビタミンC、βカロテン、カルシウムなども豊富に含まれて
生でも食べやすく茹でることによる損失も減らせます。

葉酸は茹でると失われる

葉酸は水溶性ビタミンのため茹でることでの損失が大きいです。
葉酸を含むビタミンB群やビタミンC、カリウムなどの栄養素は
茹でることで流れ出して失われてしまいます。
ですから加熱調理したい場合はお湯で茹でるのではなく電子レンジを
使って加熱することで葉酸の損失を減らせます。

必要摂取量を食事だけで賄うのは難しい

葉酸が豊富に含まれている食品のほうれん草でも100g中110μgで
スーパーで売っているほうれん草1パックが約200g~250gほどなので
妊娠前に必要な640μgをほうれん草だけで摂取しようとすると
2パック以上のほうれん草を毎日たべなくてはならず現実的ではありません。

サプリメントで葉酸を摂取する

妊娠計画中や妊娠中に必要な葉酸を食品だけで摂取するのはかなりの量の野菜などを
食べなければならないので難しいのが現実です。そこでサプリメントを考える方も多いと
思います。サプリメントには葉酸のだけでなく妊娠に必要な栄養素が含まれている
製品も多く食品から摂取する葉酸よりも効率的に吸収できる「モノグルタミン酸」型の
葉酸になっており摂取した葉酸をしっかりと体内に取り込むことができます。

葉酸サプリで葉酸を摂取するメリット

葉酸にはポリグルタミン酸型とモノグルタミン酸型がある

葉酸には種類の構造があり食品に含まれている葉酸はポリグルタミン酸型に
なっていて、ポリグルタミン酸型は複数のグルタミン酸が連結した状態で存在
しています。ポリグルタミン酸型の葉酸を体に吸収するにはポリグルタミン酸型
の葉酸を消化管の酵素で分解して単一のグルタミン酸であるモノグルタミン酸型に
変化されてから小腸で吸収する必要がありますがポリグルタミン酸型から
モノグルタミン酸型に変化させるときに50%もの損失が発生します。
また調理の過程でも食品を茹でた場合は水溶性ビタミンで水に溶けやすく熱に弱い
葉酸は50%ほど損失するので食品から摂取した葉酸が実際に体に摂取されるのは
元々食品に含まれている葉酸の25%程しか吸収できないことになります。

モノグルタミン酸型の葉酸は吸収率が高い

葉酸サプリの葉酸は食品とは違いモノグルタミン酸型の葉酸でつくられています。
モノグルタミン酸の吸収率は85%とポリグルタミン酸に比べてかなり高くなっていて
摂取した葉酸を効率よく利用することができ食品中に含まれているポリグルタミン酸型
の葉酸と比べて利用効率が高いです。
また食品に含まれている葉酸は水に溶けやすく熱に弱いため調理中に失われてしまうので
調理する必要がないモノグルタミン酸型の葉酸サプリの方から葉酸を摂取する方が
ロスが少なく摂取することができます。

厚生労働省も葉酸サプリを推奨している

葉酸を摂取することで神経管閉鎖障害のリスクを軽減されたとする
研究の多くで葉酸の摂取に葉酸を含むサプリメントが利用されている
ことに加えて、食生活の多様化で食事だけで葉酸の必要量を賄うことができない
人がいるであろうことや、食品から摂取した葉酸の利用効率がサプリメントで摂取する
葉酸と比べて低いこと、諸外国でもサプリメントによる摂取が推奨されていること
などから厚生労働省でもサプリメントでの葉酸の摂取が認められています。

葉酸サプリの効果・効能

妊活用の葉酸サプリには妊活期・妊娠中・授乳期に必要な栄養素が含まれている

妊活用の葉酸サプリは妊娠を計画している、または妊娠中の女性のことを
考えてつくられているため、妊婦さんにも赤ちゃんにとっても大切な栄養素が
たくさん含まれています。妊娠中に胎児に栄養を送るために必要な血液を
つくるために必要な鉄分や赤ちゃんの骨や歯をつくるために必要なカルシウムなど
葉酸だけでなく健康な赤ちゃんを産むために必要な栄養素がまとめて入っているのが
葉酸サプリです。

鉄分

体の中の鉄分は主に赤血球をつくるのために使われています。妊娠中は
胎児に栄養を送るため血液量が増えますが、増えた血液量に対し赤血球の量が
足りないため貧血になりやすくなります。妊娠中の貧血を防ぐため赤血球を
増やす鉄分を多く摂取する必要があります。鉄分には吸収しやすいヘム鉄と
吸収しにくい非ヘム鉄がありますが吸収しにくい非ヘム鉄もビタミンCも摂取
することによって吸収率を高めることができます。

カルシウム

カルシウムは骨や歯を構成する大切な栄養素です。妊娠中は胎児にカルシウムが
回り十分にカルシウムを摂取していないと妊婦は骨や歯からもカルシウムを取られて
しまいもろくなってしまいます

リン

リンはカルシウムやマグネシウムと共に、骨や歯を構成していたり、細胞の成長を
活性化し細胞の修復をする。疲労回復を助けたる。血液中の酸とアルカリのバランスを保つ。
といった作用があります。

カリウム

カリウムは血液中の塩分を尿と一緒に体外に排出してくれます。
妊娠中は血液量が増えている上にお腹が大きくなるにつれ周囲を圧迫し
血流が滞りむくみやすくなっています。むくみの原因の一つに塩分過多も
あり、元々日本人は塩分を採り過ぎている人が多いのでカリウムで余分な塩分を
排出することでむくみの予防にもつながります。

マグネシウム

マグネシウムはカルシウムと共に骨や歯を形成する栄養素で妊娠中は
通常の1日250㎎に40㎎上乗せされて摂取が必要とされています。
胎児期にマグネシウムが不足していると産まれて成長してからも影響が残り
メタボリックシンドロームむなりやすい可能性があることが研究で指摘されています。

妊娠中は胎児に栄養を送るため血液が足りず貧血になりやすいですが
銅は肝臓で鉄とヘモグロビンを結びつけるために必要です。また銅が不足すると
胎児の中枢神経系に影響が出るとされています。

マンガン

マンガンは骨の形成や糖質・脂質の代謝や、抗酸化作用のある酵素など様々な酵素
の材料になっています。マンガンは「愛情のミネラル」の別名がありマンガンが不足すると
子供に対しての愛情がわきにくくなるとされています。またマンガンには妊娠中のうつ症状を
予防してくれるという研究結果もあります。

セレン

セレンは発育や生殖に欠かせない栄養素です。また有害なカドミウムや水銀と
結びつき胎盤内にあつまることで胎児にカドミウムや水銀が流れるのを防いで胎児を
守ってくれます。しかし過剰摂取は催奇形性や流産のおそれがあるため過剰摂取に
ならないように気をつけてください。

ヨウ素

妊娠中にヨウ素が不足すると死産、流産、胎児の先天異常、胎児甲状腺機能低下
など起こるとされている一方過剰に摂取すると先天性甲状腺機能低下症になる可能性が
指摘されています。日本人はヨウ素が多く含まれる海藻を多く食べる習慣がありヨウ素
の1日当たりの必要摂取量240μgに対し平均1,500μgのヨウ素を摂取しているので不足を
心配するよりも過剰摂取にならないようにしてください。ヨウ素の上限摂取量は
1日2200μgです。

クロム

クロムは必須ミネラルですが吸収率が2~3%と低いです。多くの食品に含まれていて
必要摂取量も1日10μgとかなり少なくても十分なため不足することはまずありません。
妊婦は胎児に栄養を取られクロムが不足することがあるようです。クロムが不足すると
糖質と脂質の代謝異常が起こります。インスリンが十分に機能せず血糖値が下がらずに
糖尿病になったり血液中の中性脂肪やコレステロールの値が上がり脂質異常症や高血圧
になります。

フッ素

フッ素は歯に極微量存在していて歯のエナメル質を強くします。また骨密度を
高め丈夫な骨をつくることができます。ほとんど体内に蓄積されず尿などで
体外に排出されるますが過剰に摂取するのは控えてください・

亜鉛

ベータカロテン

βカロテンは強い抗酸化力を持ち、体内でビタミンAに変化して上皮、器官
臓器の成長や分化に作用します。ビタミンAは胎児に必要な栄養素であると
同時に摂取しすぎると胎児の奇形につながり妊婦は摂取を注意しなければ
ならない栄養素です。しかしβカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変化する
ためビタミンAを摂取するならℬカロテンで摂取するのが望ましいとされています。

ビタミンB1

ビタミンB1はタンパク質や糖の代謝を助ける補酵素で人間の体内では合成されないため
積極的に摂取したい栄養素で妊娠前より妊娠中はも1日0.2mg多く摂ることが推奨されています。
妊娠初期にはつわりで十分に栄養をとることができずにビタミンB1が不足してしまうことがある
ため気をつけてください。

<ビタミンB2

ビタミンB2は脂肪の代謝や細胞の発育、過酸化脂肪の無毒化など様々な働きをしています。
脂質以外の炭水化物やタンパク質の代謝にも必要ですが脂質の代謝に深く関わっていて欠かせない
存在です。脂質は多くのエネルギーを生み出すの上ビタミンB2は細胞の成長を促しますから
成長のために栄養が必要な胎児にはとても重要で妊娠中や授乳期には通常よりも多くの
ビタミンB2を摂取することが推奨されています。

ビタミンB5(パントテン酸)

エネルギー代謝のあらゆる所に必要なビタミンで不足すると成長障害や
代謝障害を引き起こします。ただあらゆる食品に含まれているうえ腸内でも
合成されているため不足することは不足することはあまりありません。

ビタミンB6

ビタミンB6はタンパク質の代謝を促しアミノ酸への分解・合成や神経伝達物質の
合成する働きがあります。ビタミンB6にはつわりを和らげる効果があり重いつわりの
場合、病院でビタミンB6を処方されることもあります。

ビタミンB12

ビタミンB12は葉酸とともに赤血球のヘモグロビンをつくったり、睡眠に必要な
メラトニンの分泌をコントロールしたり、中枢神経系の機能の維持といった作用が
あります。ビタミンB12は腸内細菌によってもつくられるため一般的には不足する
ことはないとされていますが妊婦や授乳期の女性は胎児の成長や母乳で消費して
しまうため積極的に摂取するひつようがあります。

ビオチン

ビオチンはコレステロールや脂肪酸の代謝される作用があります。
様々な食品に含まれていて腸内細菌によっても生成されるので不足することは
あまりありませんが、妊娠中にビオチンが不足すると胎児の奇形につながる可能性が
指摘されています。

ビタミンC

ビタミンCは高い抗酸化作用やコラーゲンの生成に必要な栄養素であることは
知られているかもしれませんが、妊娠中に必要な葉酸、鉄、カルシウムの働きや
吸収をサポートしてくれる栄養素であるため妊娠中に女性にとって非常に重要な
栄養素です。ビタミンCは水溶性ビタミンで熱にも弱く失われやすいので
サプリメントを活用することも大切です。

ビタミンD

ビタミンDは骨の形成に必要な血中のカルシウムやリンの代謝を正常に保つことや
免疫力を高め様々な病気を予防する効果、インスリンの効果を高める作用があるといった
働きがあります。また妊娠中にビタミンDが不足すると妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群に
なるリスクが上がるとされている一方、妊娠中に十分にビタミンDを摂取していると
胎児の筋線維発達が促され産まれてから成長しても筋力の強い子に育つという研究もあり
ます。

ビタミンE

ビタミンEは脂溶性ビタミンで抗酸化作用や血行促進、女性ホルモンの分泌を促す
といった作用があります。妊娠前は女性ホルモンの分泌の活性化により子宮内膜を厚くし
たり

ラクトフェリン

ラクトフェリンは母乳に多く含まれている物質で免疫調整作用、抗菌・抗ウィルス作用
鉄吸収調節作用、脂質代謝改善作用などの働きがあります。特に初乳に含まれるラクトフェリン
の濃度は高く赤ちゃんの免疫力を高めます。

DHA(ドコサヘキサエン酸)

DHAはオメガ3脂肪酸の一つで脳や網膜などの神経系に豊富に含まれる栄養素です。
脳の神経細胞は受精後17週頃にピークを迎えその後は増えることはなく減少していく
一方です。DHAを含むオメガ3脂肪酸は神経細胞を形成する重要な成分で胎児期や
乳幼児期に摂取することで知能の向上する可能性が指摘されています。DHAはサバや
イワシなどの青魚に豊富に含まれていますが魚から摂取する場合はメチル水銀も摂取
してしまうことを考慮しなければなりません。

葉酸サプリの副作用

葉酸の過剰摂取

葉酸は水溶性ビタミンなので余分なものは体外に排出されやすく
過剰摂取になりにくいとされていますが、それでも摂取しすぎると
副作用が出てきてしまいます。葉酸の1日の摂取上限量は1000μgと
されこれ以上の摂取は控えてください。

葉酸過敏症

葉酸の過剰摂取が続くと葉酸過敏症になるリスクが高まり、
症状は発熱、蕁麻疹、かゆみ、呼吸障害などの症状が表れます

葉酸は亜鉛を吸収しにくくする

亜鉛は女性ホルモンの分泌を促し妊娠しやすい体をつくったり
妊娠を維持するのに欠かせません。しかし葉酸を過剰摂取した場合
亜鉛の吸収を阻害する要因になります。ただ阻害するといっても
1000μg~5000μgとかなりの過剰摂取をした場合阻害されるのであって
一般的に推奨されている240μg~640μgといった摂取量で亜鉛の吸収が
阻害されるわけではありません。

葉酸の過剰摂取の胎児への影響

葉酸の過剰摂取による胎児への影響も懸念されています。妊娠後期に
葉酸を1日1000μg以上の摂取を続けると胎児が将来喘息になりやすくなると
される研究結果もあり注意が必要です。

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